【インタビュー】 グッド・クルー初!男性の育児休暇を取得!
こんにちは★
グッド・クルー採用担当加賀美です。
今回は インタビュー内容を皆さんにお伝えしたいと思います。
グッド・クルーには、現在産休1名・育休中の女性メンバーが2名います。
産休はもちろん女性の休暇ですが、育児休暇は男性も取得することが出来ます。
今回は、グッド・クルーではじめて男性の育児休暇を取得した
菅野さんにインタビューをさせてもらいました。
【グッド・クルー15新卒入社 菅野さんインタビュー】
育児休暇を取ったきっかけとは
きっかけは、会社側からお話を受けたからでした。結果的に5日間の育休を取得したのですが、正直自分から進んで取得しようと思ったわけではないのです。その理由は、仕事から離れる事、休むことへの恐怖というか不安というか。僕は、モバイルの店舗に今年の3月までいて、本社の仕事に移ってからまだ半年ちょっと・・というタイミングだったので、まだまだ修行の身なので情報や成長も、置いてかれてしまうような気がして。もちろん周りの先輩がそのようなことを言ったわけでもなく、むしろ「育休取りなよ!」と背中を押してくれたのですが、なんだか気が引けてしまいました。でも、このような機会ももうないだろうし、5日間だけ父親としての役割に集中しようと決め、育児休暇を取得させてもらいました。
仕事のほうがよっぽど楽だった・・
育休中は、もちろん携帯には仕事の連絡も来ました。自分自身もやっぱりどこか不安で、何かあったときの為とパソコンも持って帰りましたし。仕事のことも気になっていました。ですが、2日目以降はそれどころじゃないくらい、育児の大変さを思い知りました。なんなら最初は、奥さんを喜ばせたくて、「ひとりで子どもを見てるから出かけてきていいよ」なんて言おうとも思っていたのですが、そんな余裕は全くありませんでした。そこで改めて子育ての大変さや奥さんへの感謝、また、親のありがたみに気づきました。
泣く、とにかく泣く、どうしていいのかわからない・・
息子が生まれたのは、10月8日なので、育児休暇をとったときは生後1か月くらいでした。
これまでもお休みの日に育児をしたりもしていましたが、たった5日間でも子ども中心のスケジュールに染まりました。
朝泣き声で起きて(仕事に行くより早く起きますね)ミルク、おむつ、泣いたらあやす、洗濯や家事をする、この繰り返しでいつの間にか夜になるというかんじでした。
奥さんがいつもひとりでやってくれてると思うと、ほんと大変だなと思いました。
何が大変だったかと聞かれても、何がってよくわからないんですけど、とにかく子供の泣き声になれることが出来ませんでした。元々赤ちゃんとか子どもが苦手っていうこともあるかもしれないのですが、とにかく泣く自分の子に、何をどうしてあげたらいいのかわからなかったです。助産師さんに「赤ちゃんが泣いているのは、大人でいう話していることと一緒なんだよ」と言われたんですけど、泣いているのって不安になるんですよね。どこか痛いのかな?苦しいのかな?とか。
うちの子は、置いておいていつの間にか寝る、とかはなくてとにかくずっと抱っこでした。寝たかな、と思っておくとまた泣いてしまい、また抱っこ。この繰り返しで首や腕がおかしくなるかと思いました。
完全プライベートの写真ですが、このようにおとなしく隣にいてくれるときは貴重でした。
子どもと一緒に過ごせた貴重な時間の中で気づいたこと
やっぱり仕事においても、普段どんな人達と関わるかで自分の価値観って変わると思うし、成長することもできると思うのですが、一日中子どもと一緒で、育児をしていると閉鎖的で孤独な世界にいるような、そんな気がしてしまいました。
仕事をしていると良くも悪くも様々な情報が入ってきます。でも閉鎖的な環境にいると、自分から情報をとりにいかないと、自然に情報が勝手に入ってくることはありません。自分の好きな情報しか見たり聞いたりしなくていいことは、幸せなようで怖いことでもあると感じました。
又、奥さんに対しても普段からサポートや協力はしているつもりでしたが、僕自身育児をしてみて相当ストレスが溜まるのだとも気づきました。でも奥さんから「そんなこと言ってたらやってけないからね」と言われてしまい、いつの間にかそのストレスをも乗り越えていたようなのです。奥さんも僕もお父さんお母さんになった歴は変わらないのに、なんかすごいなって。奥さんの強さや母親の偉大さに改めて気づかされました。
仕事に戻ってみて依然と変わったこと
やっぱり仕事は楽しいなとか、もっと仕事を頑張ろうとかも思いましたけど、育児の日常を知って、前よりも家のことが心配になりました。早く帰らなきゃなーとか、自分がお昼ごはんたべてるときに、奥さんや子どももご飯食べてるかなーとか、きになるんですよね。もうすぐ2カ月になるので、子どもが笑うようになってきたのも、とてもかわいくて、早く帰って会いたいなーと思います。
将来について考えること
子育てに関して
子育ての仕方とか、どんな子どもに育てられるだろうとか真剣考えますね。僕自身、こ
れまでの人生を振り返ると、親が引いてくれたレールに沿うことが多かったんです。習い事や、受験の学校選びなど、親が助言してくれて、僕もそうかなって思うことも多くて。でもそうやって生きてきて、大人になって気づいたことは「自分で自分のやりたい決められない大人」になってしまったような気がします。仕事をしてから特に思うようになったのは「自分で自分の道を創れる力」が、やっぱり必要だということです。学歴ではなく、子ども自身が「自分で自分のことを決断できる力」をもち「自分の選択に自信をもてる」そんな子に育てたいと思っています。
奥さんに対して
ちょっと出産のときの話になるんですけど、僕は立ち会い出産を希望するかどうかを迷っていました。奥さんからは立ち会ってほしいと言われてたけど、奥さんの為を思って、そういうシーンを見られたり聞かれたくないだろうと思ったし、僕自身辛い姿を見てられないなっていう逃げの気持ちもあって、立ち合いを希望していなかったんですね。
出産当日、陣痛がきて苦しんでる奥さんをみて、何も出来ない自分が恥ずかしくなったし申し訳なくなって、せめて奥さんの為にできる事をしようと、結果的に立ち会うことになりました。分娩室に入ってビックリしたんですが、カーテン1枚で仕切られているだけで、他の妊婦さんも数人出産しているんですね。なので、他の妊婦さんの声も聞こえてくるんですが、「やだ」「むり」「もう早く出して」とかネガティブなことしか言えていない妊婦さんが多かったんです。でも、僕の奥さんは「ちょっと痛い」とか、「うう」とか耐えるような声しかださず、そういうネガティブなことは一切言わなかったんです。それを見たときに、普段自分は家でも嫌なことがあれば、やだとか大変だとか、素をだしてしまっていたんですけど、恥ずかしくなりました。出産に立ち向かう強い奥さんをみて、これからは僕が本気で守らないといけないなと思いました。立ち会ってよかったと思っています。
男性メンバーに伝えたいこと
男性も積極的に育休をとったほうが絶対にいいと思います。
出来れば、ひとりで育児してみてみろ!とも思いますし。笑
普段奥さん一人が抱えてくれている育児の大変さを知ってほしいですね。
そして僕は、ジョブチャレンジ制度という制度を使って、本社勤務へ移動したわけですが、若いうちから昇格したりキャリアアップしておいて、将来の貯蓄をしっかりしておいたほうがいいと思います。将来結婚を考えている人は、自分の為の昇給や昇格だけではないということです。子どもはこれからどんどんお金もかかるようになりますし、落ち着いたら奥さんも働く予定ではありますが、一家の大黒柱として家族を支えられるように、父親として、夫として、ひとりのビジネスマンとしてこれからも成長していきたいと思います。
【グッド・クルー15新卒入社 菅野さんインタビューより】
いかがでしたでしょうか。
かなりリアルな男性目線、お父さん目線のお話だったんではないでしょうか。
新卒で入社した頃からの菅野くんを知っていますが、
これまでの誠実で優しい人柄と合わせて、
父親となって「強さ」や「覚悟」というものを強く感じました。
今後、男性も女性も積極的に育児に参加できる企業を創っていきたいと思います!
加賀美